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【緊急支援】能登半島地震支援

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【緊急支援】能登半島地震支援

【ハーティン主催の緊急支援プロジェクトです】
 ・このプロジェクトの寄付先はハーティンが決定し、時勢にあわせて適宜変更致します。
 ・領収書等は、クレジットカード会社発行の領収書のみになります。
 ・寄付金は、プロジェクト終了の翌月か12月中旬のいずれか早い方に活動団体へ寄付致します。

※実績
第一弾:トルコ・シリア地震の緊急支援 ~2023.12.31(寄付総額 クリック分 円)
    https://aarjapan.gr.jp/news/8692/
第二弾:能登半島地震の緊急支援 2024.1.1~継続中
    https://aarjapan.gr.jp/news/12732/
いずれも寄付先は 特定非営利活動法人 難民を助ける会(AAR Japan)

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活動報告

外国人被災者への支援を継続:能登半島地震

2024/04/17 10:26

(写真)食べなれたタイ米を受け取るラオス人とベトナム人の実習生=富山県氷見市で2024年3月

能登半島地震では石川県内で暮らす多くの在留外国人も被災しました。言語の問題から避難情報や行政の支援情報へのアクセスが難しいことも多く、外国人被災者は不安を抱えながら避難生活を送っています。AAR Japan[難民を助ける会]は、支援から取り残されがちな外国人居住者への支援を継続して行っています。

石川県内在住の外国人向けに海外人材支援サービスを提供するNPO法人YOU-I(石川県野々市市)は、震災以降、被災した外国人居住者への物資提供や通訳支援を行っています。AARは震災直後からYOU-Iと連携して、外国人技能実習生に食料や衛生用品、灯油の提供などの支援を行ってきました。

在東京タイ王国大使館(東京都品川区)から提供されたタイ米と水の配付を手伝ってほしいと、YOU-Iから依頼を受け、AARはラムニさんのように工場で働くタイ人やラオス人、ベトナム人の技能実習生に届けました。タイ米を受け取った皆さんは、「いつも食べていたので、本当にうれしい」と笑顔を見せ、「私たちのことを気にかけ、支援してくれてありがとう」と、何度も頭を下げてくれました。

自宅での避難生活を続ける外国人居住者も、不自由な生活を強いられています。タイ出身のアナン・アマさんは、震災直後に日本国籍の奥さんと近所の小学校へ避難しましたが、集団生活のストレスから2週間ほどで在宅避難に切り替えました。他人と一緒に裸でお風呂に入るという日本の文化に慣れず、最初は自衛隊風呂に戸惑ったと言います。AARはアナンさんの自宅を訪問してタイ米を手渡し、アナンさんは「まさか自宅まで来てもらえると思わなかったので、とてもありがたい」と話しました。

傾聴で「心」の支援:能登半島地震

2024/03/26 15:21

(写真)震災後の思いをAARスタッフに吐露する「ともえ」の花田仁美さん(左)=石川県七尾市

能登半島地震によって石川県内の多くの障がい福祉施設が、建物の損壊や断水など、ライフラインに関わる甚大な被害を受けました。AAR Japan[難民を助ける会]は、施設の管理者や職員の方々の不安や悩みに真摯に耳を傾ける「傾聴」の活動を行いながら、必要とされる支援を届けています。

石川県七尾市で障がい者福祉事業を行う共同生活援助事業所「ともえ」は、地震により施設の一部が損壊するなど大きな被害を受けました。断水が2カ月以上続き、職員の皆さんは近くを流れる川から汲んだ水をバケツリレーで施設に運び、生活用水として使用していました。障がいのある利用者さんが使う施設のトイレに水が通じるようになったのは2月中旬だったといいます。

「利用者と施設をどうするかが最優先でした。自分の家のことは後回しで、3月に入ってようやく自宅の片付けを始められました」と、ともえの代表の花田仁美さんは話します。自らも地震の被災者でありながら、利用者の方々の震災後のサポートに追われる中で、施設の職員の方々には肉体的な疲労に加えて、精神的にも大きな負担がありました。「毎日やることが多すぎて、疲れて頭も働かない。何をどうやっていけばいいかが分からなかった」と花田さんは話します。

AARは被災状況や支援のニーズを伺うためにともえを訪問し、花田さんや職員の皆さんからお話を聞きました。損壊部分を覆うブルーシートが垂れ下がる部屋で、1時間ほどお話を聞いたあと、花田さんは「あー、なんか、すごいすっきりしました! 話を聞いてもらえるだけでも、ほんとに楽になりました」と、安堵の表情を浮かべ、「AARの皆さんがどうすればいいのかを一緒に考えてくれることが、本当にありがたいです」と話しました。

ともえは、避難所生活を余儀なくされている障がい者を受け入れたり、今後の災害時・緊急時に避難場所として利用したりする施設の整備を計画しており、AARはそのサポートを検討しています。AARは、被災した方々の心を軽くする傾聴の活動を続けながら、被災地で必要とされている支援を続けてまいります。引き続き、AARの能登半島地震被災者支援へのご協力をよろしくお願い申し上げます。

災害時の「見えない障がい」への理解が課題に:能登半島地震

2024/03/22 09:57

復興に向けた取り組みが続く能登半島地震の被災地で、AAR Japan[難民を助ける会]は被災した障がい福祉施設、障がい者世帯への支援に力を入れています。その中で見えてきた問題のひとつが、外見的に気付きやすい身体障がいと比べて、発達障がいや精神障がいなど一見して「見えない障がい」がある被災者の悩みです。これは能登に限らず、大規模災害が起きる度に起きる課題でもあります。被災地の切実な声を紹介します。

「多くの被災者が集まる避難所で、精神障がいのある利用者のことを理解してもらうのは非常に難しい現実がありました」。障がい者や不登校・引きこもりなどの問題を抱えた人たちを支援する一般社団法人「ともえ」(石川県七尾市)管理者の松下順子さんは大きなため息をつきました。「避難所で2カ月間、一般の被災者の皆さんとずっと一緒にいると、ささいなことがトラブルになって、『頭がおかしいやつらや』などと言われてしまって」。

一見しただけでは気付きにくく、周囲から理解されにくいのが、発達障がいや精神障がいです。環境が変わることでパニック状態になり、大声を出すなどのケースもあるため、災害発生時には避難所での集団生活に適応するのが難しく、しばしばトラブルとなることもあります。

避難所でトラブルが発覚した後、松下さんたちはしばらく様子を見ていましたが、2人いた利用者のうちひとりは別の福祉施設のショートステイを利用することなり、もうひとりは別の避難所に移らざるを得ませんでした。「理想的には障がいの有無にかかわらず、一緒に過ごせればいいのですが……実際は難しいですね」。災害時に障がい者が安心して避難生活を送れる「福祉避難所」などの場所づくりの重要性を再認識したといいます。

「ラストワンマイル」をつないで支援を届ける:能登半島地震

2024/03/13 09:05

能登半島地震の発生から2カ月以上が経った今も、被災地では1万人以上が避難所での避難生活を余儀なくされ、4,500人以上が自宅での在宅避難を続けています。現場で救援物資を届けるにあたってしばしば直面するのが、物資集積所から個々の被災者の手に渡るまでの最後の区間で配達が滞ってしまう、いわゆる「ラストワンマイル問題」です。石川県内の障がい福祉施設を支援しているAAR Japan[難民を助ける会]は、地元のNPO法人や企業と連携して、この問題の克服に取り組んでいます。

壊滅的な被害を受けた交通インフラは、主要な幹線道路の復旧が急ピッチで進められる一方、人口が少ない地域では物資が届きにくい状況が続いています。NPO法人「石川バリアフリーツアーセンター」(金沢市)は、障がい者や高齢者に石川観光のバリアフリー情報などを提供しており、震災発生後はそのネットワークを生かして物資配付など支援活動を続けていますが、配送の人手が足りずにラストワンマイル問題に直面していました。

「物資配付を手伝ってもらえないか」と相談を受けたAARは、同センターの配達を代行してAARの支援物資と一緒に効率良く配送するとともに、同センターが入手できずにいた食料品をAAR側が補填するなど、協力し合っています。

AARの被災者支援は多くの企業に協力していただいており、三菱食品株式会社(東京都文京区)のレトルト食品は、同社の社員が同県七尾市にあるAAR集積所まで輸送し、そこから先は各施設や避難所のニーズを把握しているAARが届けています。参鶏湯(サムゲタン)、グリーンカレーなど少し目新しいレトルト食品は、受け取った皆さんからは「毎日同じようなメニューになりがちな中、こうした食事は美味しいだけでなく気分転換になってうれしい」との声が上がっています。

被災地の自治体では物資配付が一部終了するなど、自主避難所や在宅避難者に支援が届きにくい状況が続いています。AARは現在こうした人々へのサポートに力を入れています。引き続き、AARの能登半島地震被災者支援へのご協力をよろしくお願い申し上げます。

(写真)高齢者施設「第二長寿園」に石川バリアフリーツアーセンターから依頼を受けた介護用品を届けるAAR職員=石川県鳳珠郡能登町で2024年1月31日

「ささやかでも明るいことを」お菓子の詰め合わせを配付:能登半島地震

2024/03/06 09:34

AAR Japanは、被災した人々に少しでも元気になってもらおうと、地域の福祉施設と連携して、羊かんとクッキーなどの詰め合わせを配付しました。
石川県七尾市の社会福祉法人「野の花福祉会」が運営する障がい福祉サービス事業所「ゆうの丘」は、AARが緊急支援の開始直後に支援を届けた施設です。1月3日に飲料水や食料、清掃用具などを提供し、その後も断水が続く施設に、非常用の携帯トイレやトイレ用テント、衛生用品などを提供しました。

今回「ゆうの丘」の皆さんは、「被災直後から助けてもらってきたので、今度は自分たちが何かできれば」と、お菓子の配付を企画し、AARのスタッフとともに地域の皆さんに届けました。ご挨拶もかねて一軒ずつ回り、短い時間でも会話することによって、在宅避難でふさぎ込みがちな気分が晴れるように、という狙いもあります。

詰め合わせの袋には、福祉事業所で利用者の皆さんが手作りしたクッキー「すずの塩」と、「ガンバロウ能登」などと書かれたのメッセージや絵のほか、株式会社虎屋(東京都)から提供された羊かんを封入しました。小雪が舞う中、事業所の利用者や職員、自治会長らとAARのスタッフが5班に分かれ、七尾市高階地区の約300世帯を回り、お菓子の詰め合わせをお届けしました。受け取った地域の人々は「ありがたい」と一様に笑顔を見せていました。

「ゆうの丘」の本田雄志理事長(79)は「甘いものは被災のつらさを一時でも忘れさせてくれる。羊かんとうちのクッキーを食べてゆっくり休んで、元気を取り戻してくれれば」と話します。「震災被害のつらいニュースばかりで心が痛むが、これから前に進んでいくためにも、こうしたささやかでも明るいことが大切だね」。

厳しい状況が続く中、被災した人々は地域のつながりを活かし助け合いながら困難を乗り越えようとしています。AARの能登半島地震被災者支援へのご協力をよろしくお願い申し上げます。

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