元子ども兵の社会復帰支援
月間目標金額 10万円
現在の月間合計金額:3万円 達成率30%
現在のスポンサー数:2
【月10万円で何ができるのか?】
・グル県の社会復帰支援センターにいる元子ども兵たちの食事を提供することができます。
・元子ども兵10名の一か月分の生活費・教育費を賄うことが出来ます。
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平和教育・地雷・小型武器・子ども兵の問題に取り組んでいます。地雷問題や子ども兵などの課題を通じて、各々の心を喚起し、掘り起こすことによって、本来持っているはずの「願い」を思い出す「きっかけ」を与えるべく活動しています。
活動報告
ひとことメッセージ
わたしにはなにもできない。そんなことを言っていた生徒たちが洋服や家具を作ることができるようになり、自信を取り戻していきます。辛い過去はあるかもしれませんが、それでも前を向き、一歩を踏み出しています。
過去・現在に様々な困難を抱えながらも、前に向かっていく彼らから、私たちも多くのことを学んでいます。引き続き、受益者一人ひとりに寄り添いながら、経済的自立・社会的統合を促進する、社会復帰支援を続けてまいります。
どうやっているのか
誘拐された元子ども兵を受け入れ、3年間のプログラムで授業をすすめています。写真は、木工大工クラスの様子です。工具の名称や基本的な知識を身に着けた後、実際に自分たちの手でソファを制作しています。生徒は洋裁や木工大工のコースを選択し、技術を習得します。その後自身の店を開き、仕事を続けていきます。また、彼ら彼女らが自身のコミュニティに戻った時に、周囲の人々と良い関係性を築きながら生活をしていけるようにするために、週に1回、平和教育の授業も提供しています。
なぜやるのか
アフリカの東部に位置するウガンダでは、1980年代後半から内戦が始まり、反政府組織「神の抵抗軍(LRA:Lord’s Resistance Army)」と政府軍が20年以上にわたって戦闘を繰り広げました。内戦中には、「神の抵抗軍」によって3万人以上もの子どもたちが誘拐され、男の子であれば戦闘の最前線に駆り出されたり、また女の子であれば兵士と強制結婚をさせられたりなど、その多くが壮絶な経験をしてきました。中には、平均年齢が13歳の子ども兵だけの軍隊も作られていました。
2006年8月に「神の抵抗軍」とウガンダ政府の間で停戦合意が結ばれましたが、最終的な和平合意には至っておらず、2021年現在でも「神の抵抗軍」は隣国のコンゴ民主共和国東部や中央アフリカ共和国で活動を続けています。
停戦合意に伴いウガンダ北部の治安は少しずつ回復し、現在では一時期200万人以上いた国内避難民の帰還も完了していますが、多くの元子ども兵が精神的・肉体的なトラウマを抱え、社会復帰するのに困難な状況に置かれています。中には10年、15年もの間「神の抵抗軍」に拘束されてきた者もおり、このような状況で帰還した元子ども兵たちは、身体的、精神的に大きな傷を抱え、自主努力では基本的な衣(医)食住を満たすことすら難しいのです。
なにをやっているのか
グル県に社会復帰支援センターを設立。4つの校舎で元子ども兵及び貧困層の住民を対象とした支援を実施しています。写真は当会で職業訓練と開業支援を受け、実際に開業した洋裁店で働く受益者の様子です。訪問時は学校の生徒用のユニフォーム(制服)を作っている最中でした。