more treesは地域の実情や風土に合わせて「木を植え、育て、適切に伐り、活用すること」を基本とした森の保全活動を行っています。
森づくりに、唯一の正解はありません。地域の風土や歴史、土地の地形や気象条件、かかわる人々、めざす森の姿など、さまざまな要素を組み合わせて森づくりの方法を考え実践していくことを、more treesは「多様性のある森づくり」と呼んでいます。
ただ木を植えるだけでなく、継続的に「手入れをする」ことも大切です。森を育てていくために、下草刈りや間伐、枯れた苗木の植え替えなどの育林の作業も、森づくりの一環として行っています。
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一般社団法人more treesは、音楽家 坂本龍一が創立し、建築家 隈研吾が代表を務める森林保全団体です。地域と協働して進める「多様性のある森づくり」のほか、国産材を活用した商品の企画・開発、イベントを通じた森の情報や魅力の発信など、「都市と森をつなぐ」をキーワードに様々な取組みを行っています。
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環境問題解決に真っ先に思い浮かんだ森であったからです。
「森と人がずっとともに生きる社会」をめざす一般社団法人more treesさんの取り組みに、クリック募金を通じて貢献していきたいと考えています。
活動報告
more treesは、生物多様性に配慮するとともに、地域ごとに異なる課題を踏まえ、多様なアプローチで森づくりに取り組んでいます。こうした「多様性のある森づくり」には、「①土地」「②人」「③苗木」という3つの要素が必要不可欠です。
①土地
日本の森林の約4割を占める人工林は、その多くが植林されて50~70年が経ち、伐採(収穫)可能な時期を迎えています。こうしたことから近年では全国的に人工林の伐採が増加傾向であり、植林のポテンシャルがあることは事実です。
国や自治体の土地なら方針が急に変わる心配は少ないといえますが、個人所有者の土地である場合、地権者が亡くなって相続されたり、太陽光発電用地に転用されたりして、植林の約束が覆ることも考えられます。だからこそ、植林候補地の永続性がきちんと担保されていることが重要なのです。
②人
植林前の地拵えや、植林後の草刈り、動物による被害を防ぐ作業などを継続して担う人が必要です。地元の人が仕事として関わるのが理想ですが、今の林業は木を切り出す作業が中心で、植林に人手を回す余裕がない現場も多くあります。
③苗木
日本の植林はスギやヒノキなどが主流であり、こうした樹種は各地で苗木の生産・供給体制が確立されています。しかし広葉樹の苗木はまだまだ需要が少なく、供給は不安定です。さらに地域外から苗木を持ち込んだ場合、遺伝子の攪乱を招き、地域で育まれてきた生態系を破壊してしまう可能性があります。そこで地域に自生する樹から種を採り、土地の気候風土や土壌条件などに適した苗木=地域性苗木を育ることが重要です。
more treesでは、この3要素を満たして「多様性のある森づくり」を進められるよう、各地で研修会やワークショップを行っています。
▼「多様性のある森づくり」について詳しくはこちら
https://www.more-trees.org/activities/create/
森林の手入れを行うことで森林を健全な状態に導いたり、その土地に適した様々な樹種を植林することで「多様性のある森」への更新することで、森林が持つ機能の回復を目指します。また、国産材の活用を進めることで間伐や枝打ちなどの森林整備をさらに推進し、健全な森林を維持しながら活用するサイクルの成立に取り組んでいます。
日本は国土の約7割が森林に覆われる森林大国です。戦後の木材不足により、国によってスギやヒノキなどの植林が推進されたことで、人工林を中心にこの100年間で日本の森林面積は増加しました。
しかし、近年生活スタイルが変化したことで木材需要が減少し、林業が衰退した今、この先手入れがされないであろう人工林が増えています。また、日本には主要な樹木が500種類以上あるといわれていますが、スギとヒノキの2種類のみで人工林の約7割を占めるまでになっており、森林の多様性が失われている状態です。
more treesの森づくりは、都市と森をつなぎ、「森と人がずっとともに生きる社会」の実現を目指します。