人間の生きていく気力を育てることを目的に、
一人一人の個性を才能にしていくことを目指し、
オリジナルな特別支援教育にチャレンジする翔和学園。
8歳から30歳まで105名の子ども・若者たちが東京と長野で学んでいます。
さまざまな事情で学校に行くことができない子どもや若者たちに、
“就学”から“就労”までの一貫した支援を提供します。
それぞれの個性に応じた個別のプログラムで、
一人ひとりの才能を見つけて、伸ばしていく。
集団のイベントの中でその才能を活かし、
仲間と思いっきり青春を謳歌する。
そのなかで一人ひとりの自己実現のかたちを探り、
職業選択を支援する。
それが私たちが理想とする教育です。
すべては、「人間の生きていく気力」を育てるために!
一人一人の夢を実現すること。
一人一人の成長を保証すること。
一人一人の「人の役に立ちたい」という思いをかたちにすること。
このことを一人のもれもなくすべての子どもに約束する。
それが翔和学園の教育理念です。
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翔和学園は発達障害の児童・若者に特化した「特別支援教育」を実施するためのNPO法人です。フリースクール事業、生活訓練事業、就労移行支援事業、就労継続支援B型事業、グループホーム事業などを展開しています。活動例:ペットボトルロケットで世界一挑戦、伝統工法で里山に城を建てる、各種専門家・専門機関との連携
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スタッフの皆さんが、生徒一人ひとりの個性を大切にしている様子がよく分かりました。応援させていただきます。
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プロジェクトに賛同します。微力ながらお力添えになれば幸いです。
活動報告
2025年2月11日(火・祝)、翔和学園の同窓会を開催しました!1年ぶりの開催です!
昨年に引き続き、同窓生・在校生・実習生・教職員が集まり、総勢105名のにぎやかな会になりました。
同窓生だけでなく、在校生や実習生も参加する翔和学園の同窓会。今回も幅広い世代の交流が見られました。
企業で10年以上のキャリアを持つ卒業生が、新卒入社3年目のスタッフに「社会人としては僕が先輩ですね!」と誇らしげに語る場面も。
また、大学部を卒業して社会人歴20年以上の貫禄十分の若者(?)や、「あと2ヶ月で生まれるんです」と大きなお腹を抱えた20代のママさん候補まで、さまざまな人生が交錯する不思議な空間でした。
コロナ前の文化祭で必ず歌っていた「栄光の架橋」。当時の写真を眺めながら、参加者全員で熱唱しました。久々に歌った先輩たちの姿を見て、後輩が思わず一言。
「当時はこんな勢いがある日課を毎日やってたんですか?先輩達ってすごいな!!」
懐かしい思い出とともに、翔和学園の文化が受け継がれていることを感じた瞬間でした。
Switchを持ち寄って対戦ゲームに熱中する若者たち。
自慢のコスプレでダンスを披露し、周囲は手拍子で盛り上げる。
「僕、厨二病なんで!」とふざける中学2年生に向かって、30代の卒業生たちが人生を語る——世代を超えたユニークな交流がありました。
10年前は学生100人の声にも負けない勢いだった伊藤先生の「弁天娘」も、今では卒業生たちの熱気に押され気味。時の流れを感じるひとときでした。
また、「最近仕事がうまくいっていない…」という話から再就職支援の相談が始まったり、連絡が取れなくなっていた卒業生と繋がれたという安心の声も。
一方で、「この後カラオケ行きますけど先生も来ます?」と誘うグループや、「みんなで飲めるかな?と思って」と缶チューハイを差し入れする若者たち。
人と人とのつながりの大切さを改めて実感する時間でした。
毎回「差し入れです」と持ってきてくれるIさん。
昨年就職したMさんも、「自分の給料で買った差し入れです」と持ってきてくれました。
「優しくされた人だけが優しくできる」
Mさんも、翔和学園で人に大切にされた経験があったからこそ、人に優しくできるかもしれません。
久しぶりに顔を見せに来る卒業生たち。
当時のことを知らないはずなのに、まるでずっと知っていたかのように話をする先生たち。
笑いが絶えない時間、そんな翔和学園の同窓会でした。
2025年2月11日(火・祝)、翔和学園の学校公開を開催しました。
多くの体験生とそのご家族が来校し、在校生や先生たちと一緒に「いつもの翔和学園」を体験していただきました。
最初のチェックインでは、小学生の体験生Tさんとお母様が、手拍子をしながら参加。
体験生Lさんも、スムーズに手拍子をしている様子で、自然にリズムをとっていました。
学校公開の前日にお母様が下見に来て、今日は本人が参加した体験生E君は、
動物や虫、魚の話をたくさんしてくれ、「翔和学園に来たら標本を作りたい!」とも話していました。
心も体もリズムにのせるダンスセラピーでは、体験生のK君がリズムに乗って積極的に参加し、
リフレクション(振り返り)では、「楽しかった!」と笑顔で話してくれました。
体験生が消しゴムを忘れて困っていたとき、在校生のK君・B君がすぐに消しゴムを渡す場面もありました。
翔和学園の日常には、こうした温かなやりとりが自然と生まれます。
多くの体験生やご家族から、「放課後クラブに参加してみたい」、「資料をいただけますか?」、「また来たい!」「楽しかった!」の声をいただき、翔和学園の魅力をそのままお届けすることができた1日でした!
<個別面談・体験授業も受付中!>
平日の日程で、個別面談・体験授業の受け入れ も行っています。「どんな学校なのかもっと知りたい」「実際に授業を体験してみたい」という方は、お気軽にお問い合わせください!翔和学園の 「いつも」をぜひ体験しに来てください。お待ちしております!
3月2日(土)に開催した同窓会。
コロナで一時期中断していたこともあって、4年ぶりの開催。
同窓会には、同窓生だけでなく、大学部2年生以上の在校生も参加します。
同窓生の定義は「翔和学園に1日でも在籍して事のある人たち」。
4年ぶりの同窓会は、
『同窓生60+在校生23+教職員17=100人!!!』
というにぎやかな会になりました!
1981年生まれの初代卒業生も参加。
20歳の大学部2年生も参加。
中学部から外部の高校に進学した高校3年生も参加。
最高齢の教職員は70代!!
というわけで、18歳~70代までの多様な年齢層が集う会になりました。
高等部から専門学校に進学して就職した若者。
中学部から外部の高校に進学して今はミュージカルのアクターとして挑戦中の若者。
大学部卒業後20年間、ホテル業界で働き続けている若者。
結婚してママになった若者。
大学部在学中に東北に引っ越して、数年ぶりに東京に遊びに来た若者。
4月からの大学生活に不安と期待を募らせる若者。
久々に集まった仲間たちとWiiでゲームに興じる若者たち。
中1の時の同級生たちと昔話に花を咲かせる若者たち。
世代をこえて電車ネタで盛り上がる若者たち。
自分より年下の若手教職員たちに昔話を披露する若者たち。
コスプレを披露して踊る仲間のステージに乱入して踊り出す若者たちと先生たち。
「この後カラオケに行ってきます」と言って玄関を出ていく若者たち。
100人の様々な人生が交錯する、素敵なひと時でした。
翔和ファミリー万歳!
2024年3月17日(日)に 翔和学園20周年イベントとして「よき人生の羅針盤」を開催致しました。
20周年記念&年度末のイベントとして、「修了・卒業」「1/2成人・新成人」などの式典、
11月に開催されたSTARS爆誕(学生成果発表)を含めたイベントです。
当日行われたイベントの様子をご紹介致します。
【翔和学園OBの部】
翔和学園を卒業し、社会で活躍する方たちに焦点を当て、沖縄移住の夢を叶えた病院勤務の森屋さん、ローソンの店長をしている河井さんをはじめとする卒業生たちが登壇し、シンポジウム形式で学生時代のことや、仕事や生活、夢について語ってくれました。数年前に「大学部の修了証書」を受け取った4人の若者たち。
それぞれ半年から2年の間、社会人として活躍しています。
そんな彼らが、いよいよ「翔和学園の卒業証書」を受け取ります。
学生時代を終えること=卒業ではなく、就職して社会の中で活躍している姿を後輩たちに披露することをもって、
翔和学園の卒業となります。そんな彼らへ、卒業から時間は経ってしまいましたが、
この舞台で証書を手渡し、みなで祝福することがようやく叶いました。
【1/2成人式】
本年は1/2成人を迎えた学生が2名いました。
10年間のスライドショーや「自分を知る」をテーマにプレゼンを行いました。
最後には手描きの色紙を「感謝の品」としてお母さんへ贈呈しました。
【高等部卒業証書授与】
高等部からも卒業生が2名いました。
証書を受け取り、大きな拍手で祝福されました。
【 新成人の儀】
20歳を迎えた学生たちがこの20年間を振り返り、成人の決意を発表しました。
「こんなことがしたい」「こんな自分が変わってきた」「こんなことができてよかった」決意の中で自身の過去や未来、自分を支えてくれた人たちへの感謝を各々の言葉で述べました。翔和学園をすでに卒業し、社会人になったSくんも参加し、発表してくれました。
午前の部では、式典関係を中心に行いました。
午後の部では一転し、学生たちが取り組んできた個別のプロジェクトの成果発表のステージです。
【午後の部 SUPER STARS爆誕】
午後の部は学生たちが個別プロジェクトで取り組んできた活動の成果を披露するステージです。
11月に開催された「STARS爆誕」から更に進化した「SUPER STARS爆誕」です!!
その成果発表の模様を一部にはなりますが、ご紹介します!
<けん玉&ダンス パフォーマンス>
嵐とけん玉が大好きな藤野くん。去年の夏、けん玉にはまり出した頃は大皿に乗せることすら安定しないレベルでした。それでも彼は毎朝欠かさずけん玉を握りしめていた。11月の発表では8つの技を曲に合わせて披露。8つ中5つ成功でした。今回はダンスとけん玉を掛け合わせたさらにレベルを上げたパフォーマンスに挑戦。嵐の『MONSTER』の曲に合わせてダンスとけん玉を披露し、最後の大技『飛行機』も一発とはなりませんでしたが、見事決めることができました!
<プレゼン発表>
自学したことをプレゼン発表してくれた学生もいます。地方からオンラインで参加しているAさん。発表は現地でステージに立ち、東京と地元との違いについて調べたことを発表してくれました。
<修了生の部>
大学部を修了し、来年度から実習生(就労移行)として活動する学生を含む発表です。
オリジナル劇「秩父温泉カフェ殺人事件」を披露。主人公の探偵役を演じた修了生Fくん。長いセリフもしっかり覚えて、演じ切りました。
劇の熱冷めぬまま、卒業スピーチ&授与も行いました。もう1人の修了生の小山くん。今までの活動でも歌に挑戦してきたが、音のコントロールが上手くできず音が外れてしまうことも多かった。「また歌やるのか」と、ネガティブに周りにイメージを持たれていたかもしれない。
音楽の先生と彼の特性に合わせた練習・環境を整えて臨んだ最後のステージ。
STARS爆誕でも歌った「世界に一つだけの花」をこのステージでも歌いました。
彼はこのステージで「過去1上手に歌えた」と言えるほど、歌を歌うことができました。
仲間たちに囲まれて、次第に歌は斉唱へとなっていった。その歌の直後、彼に証書が手渡されました。
最後は、『旅立ちの日に』の混声合唱を歌いました。翔和学園で合唱は初めての取り組みです。
合唱は、隣の人の声、相手のパートを聞いて歌うことも大切です。合唱練習をし始めたころは独唱集団でした。
そんなスタートから、このフィナーレを合唱で幕を閉じることができました。
「次の章は、幕を開けました。」
<イベントに参加された方の声(一部)>
職員の皆さま 生徒さん達の一体感が伝わるイベントでした。 生徒さん達の表現力の素晴らしさと自信に満ちた姿がとても印象的でした。 イベントに参加できて良かったです。 ありがとうございます。 お疲れ様でした。(一般参観 保護者)
一人一人の子どもたちが輝いていたのと、卒業生たちと向き合う周囲の先生や関係者の方々の姿が印象的でした。節目や季節を大事に共に過ごしながらも、枠にとらわれない活動が素敵です(医療関係者)
子どもたち、そして運営スタッフの皆さま、おつかれさまでした!昨年翔和学園を見学させてもらっていたこともあり、ここに向けて頑張っていた姿が想像できて応援したい気持ちになりました。妻と4歳の子どもと一緒に時間を共有できたことが、父としての喜びでした。 熱くなることの爽快感、好きなことを追い求めて形にしていくことの尊さ、身体を動かし声を出して自分を表現することの楽しさを改めて感じられることができました。貴重な機会をありがとうございました!(一般参観)
みんな観客がいるステージ上でも物怖じしないで発表できたこと、本当に立派だったと思います。(学生 保護者)
全てのエピソードから、OBの皆さんが学生時代、学園で先生や仲間といろいろなことで全力を出しきる体験を積み重ねた結果、今現在を謳歌している。と感じました。自分を出しきる経験をするためには、出しきるようにするための教育が必要。これは至難の技であり、翔和学園だからこその偉業です。翔和学園と出会い、娘も、家族も救われました。私たちは幸せです。心から感謝です。ありがとうございます。(学生 保護者)
当日は100名を越える方にご参加いただきました。ご来場いただいた皆様ありがとうございました。
当日の詳しい詳細はこちらよりご覧ください。
【午前の部 編】
https://showa-gakuen.net/college-blog/14463
【午後の部 編】
https://showa-gakuen.net/college-blog/14493
<今しかできない青春>
正直周りを見ると同じ年の同じような子はもう就職していたり専門学校へ行っていたりで、我が子はこんなのんびりで良いのかと焦る気持ちもありました。でも、今の歳で味わって欲しかった。今しかできない「青春」を身体中で感じ表現している姿を見て本当に良かったと思いました。
(卒業生の保護者より)
<自分の中にある光>
過去のいじめが原因で声を聞かれるのが嫌になり、全くしゃべらなかった高校生活を過ごしました。今僕の中には沢山の光りがあります。それは、思い切り笑える自分、面白い自分、明るい自分。まだまだ沢山の光りがあるけれど、それをくれた友達が大好きです。
(卒業生のスピーチより)
<10年前の僕へ>
もう泣かないでいいよ。もう、そんなに狭い所で人の目を気にしなくても大丈夫だよ。この先、素敵な仲間たちと出会うから、でも何があるのかは、まだ君には教えてあげないね。この先で様々なことにぶつかり、きっとこの学校にたどりつき、幸せになっているから・・・。
(作文「10年前の僕へ」より)
個別のプロジェクトとして、
「翔和学園のパンフレットを制作したい!」
とパンフレット制作をすることにした究万(くま)さん。
自身で翔和の学生に聞き取りをしながら、素敵なパンフレットを仕上げてくれました。
「生徒目線」からの翔和学園紹介です。